村田喜代子さんの本に紹介されていた、アラン・ベネット「やんごとなき読者」を読んだ。簡単にまとめれば、エリザベス女王が読書にはまるという話である。著者は小説も書くのだが、劇作家がメインの仕事のようである。受賞歴は本よりも舞台の方が多いようだ。コメディタッチが得意だという。ちょっと違うが、イメージしたのは井上ひさしさんだ。 やんごとなき読者 (白水Uブックス) 作者:アラン・ベネット 白水社 Amazon 小説は、エリザベス女王が公式晩餐会に招いたフランスの大統領に、作家ジャン・ジュネ(「泥棒日記」が有名)について聞くところから始まるのだが、これは読書にはまった後。その前に、移動図書館でせっかくだ…