アルザス・ロレーヌ

(地理)
あるざすろれーぬ

(仏語: Alsace-Lorraine、独語: Elsaß-Lothringen エルザス・ロートリンゲンアレマン語: Elsäß-Lothringe エルゼス・ロートリンゲ)
フランス共和国北東部のドイツ国境に近いアルザス地域圏エルザス)とロレーヌ地域圏ロートリンゲン)のうちモゼル県を合わせた地域。

鉄鉱石と石炭を産出するため、しばしばフランスとドイツとの間で係争地となったことで知られる。第二次世界大戦以降はフランス領となったが、中心都市であるストラスブール(独語:シュトラスブルク)には、それ以後、欧州の主要な国際機関が多く設置され、国を超え、欧州統合の象徴的な地域となっている。

アルザス・ロレーヌは元々ドイツ語文化圏に属し、特にアルザスで話されるアルザス語は南部ドイツ語の方言であるアレマン語の一つ。元来はドイツの前身である神聖ローマ帝国の支配下にあり、住民の大多数はドイツ系のアルザス人アレマン系)だが、『ツァーベルン事件』でドイツ人がアルザス人を侮辱する事件が起こったことをきっかけに、現在のアルザスの住民は「ドイツ人」という概念よりも、民族独自の「アルザス人」という意識が強くなった。

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