アンの友達 赤毛のアン・シリーズ 4 (新潮文庫) 新品価格¥737から(2024/8/22 22:04時点) アヴォンリー村の人々の、小さな物語集(原題「Chronicles of Avonlea」)。アンはほぼ出てこないが、それはそれで、アン・シリーズ全体に奥行きがでて、良かった。 最も印象的であったのは「ロイド老淑女」。村人たちとの交流ほぼゼロで、古い家にひとりひっそり暮らす老淑女は、「金持ちのくせに、けちで、気位が高い」と陰口をたたかれている。金持ちどころか、実は20年前、まだ父親が存命の頃に投資で資産をすべて失い、父親の死以降、餓死と隣り合わせの貧困状態が続いているのだが、村人たちは…