今晩は、レイフ・オヴェ・アンスネスのピアノ、グレーテ・ペーデシェン指揮ノルウェー・ソロイスツ合唱団の演奏で、リストの「十字架の道」と、アンスネスのピアノソロでリストのコンソレーション、そして「詩的で宗教的な調べ」を聴きます。 アンスネスはもうご存じの名ピアニスト。音ひとつひとつに深い意味を持たせ、じっくりと聴かせるタイプですが、今回は非常に珍しい作品を取り上げました。 「十字架の道」はローマで1866年に開始され、1878年に完成されました。その後、この作品は、1932年まで演奏されることはなく、初演はブダペストにおける「聖金曜日」の礼拝で、リスト音楽院の聖楽教授によって行われたとのこと。まず…