花咲く木が多い沖縄 シャンタル・アケルマン監督「ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地」が非常に印象的だったので、同監督の「アンナの出会い」も観に行きました。「ジャンヌ・ディエルマン」の3年後、アケルマンが20代後半に撮った作品。 「ジャンヌ・ディエルマン」の売り込みで旅をするアケルマンの自伝的作品と言われています。 「アンナの出会い」に登場するアンナは映画監督。自らの作品の営業で一人、ヨーロッパ中を列車で廻ります。 列車内は混みあい、車窓の風景は灰色の工場地帯で、無機質で寒々しい。切符や身分証のチェックは厳しく、煙草(自由)は禁止。まるでアウシュビッツ収容所へ…