朝、うみくんが大好きなアンパンマンの便座に座って トイレでう〇ちをしていたところ、 『ギャ~!ママ~!!!!!』 と叫び声が聞こえてくる。 トイレの中から貞子が出てきたかのような恐怖に満ちた、切羽詰まった叫び。 もしかしてトイレに落ちた?よりによってう〇ちなのにやめてくれ~! と頭の中でものすごく悲劇的な地獄絵図が流れる。 私は歯磨き中で、泡ぶくぶくの口のまま、うみくんの元へ走る。 トイレのドアを開けると、なんとアンパンマンのハンドルが抜けて、 アンパンマンのハンドバッグを持っているような、格好で茫然と立ちつくすうみくん。 はい!?なんだ、それだけ? と拍子抜けして、全身がいっきに脱力していく…