「フラワーズ」2019年7月号、2020年8~11月号 「フラワーズ」2021年6~8月号、10~11月号 第10作「ランプトンは語る」の前日譚です。 アーサー・クエントンとエドガーとアランの物語。 ネタバレします。 この二巻の間に一年以上の時間が経ち萩尾氏の絵がはっきりと変化していくのがわかる。 物語は40年前と比較すると格段に円熟し深みを感じさせるが絵は肉体の変化が露骨に出てくるものなのだろう。 構成、演出、構図は素晴らしいのだが「線」だけはどうすることも出来ないのかもしれない。 逆に言えば萩尾氏はペン入れを他の人に任せることなく自身で行っているのだろう。 人はこの作品をどんな気持ちで読む…