ロシアの昔話 むじゃきな男が幸福を得るお話。 読み聞かせ目安 高学年 20分 あらすじ 昔、ある村の年より夫婦に、3人の息子がいた。 上の2人は利口者。でも、1番下の末っ子は、世界一ばかだといわれていた。 おとっつぁんもおっかさんも、兄たちにはいろいとよくしてやったが、ばか息子には何にもしてやらない。存在さえ、忘れてしまうほどだった。 ある日、国の王様が、空飛ぶ船を持ってきた者に、王女と結婚させると、おふれを出した。 おとっつぁんとおっかさんは、兄たちに立派な服と白パンと、肉とウオッカを用意して、旅立たせた。 ばか息子が、「おれもいきたい。」といっても、誰も相手にしてくれない。 それでも、ばか…