明日3月20日で、イラク戦争開戦から20年になる。 今から思えば、アメリカによる露骨な侵略で、ひどい戦争だった。いまロシアに対して投げつけられる非難がそっくり当てはまる。 アメリカは国連安全保障理事会の決議を得ずに、先制攻撃としてイラクへの武力行使に踏み切った。アメリカは先制攻撃をやる国だということは、今問題になっている敵基地攻撃を認めるかどうかの議論のさい、わきまえておく必要がある。しかも、戦争の〝大義“そのものがウソだった。 イラクのフセイン政権は大量破壊兵器を所持しており、国際テロ組織アルカイダが生物・化学兵器に関する訓練を受けたなどのアメリカの主張は、のちに誤りだったことが判明する。0…