古典インクを作ること自体は簡単だった プロジェクトXばりの失敗と成功のドラマがあれば盛り上がるのでしょうが、「インキと科學」の処方のまま調製してみるのは簡単でした。本に書かれているのは処方だけで、書かれていないちょっとしたコツのようなものはありますが、化学系の実験をやったことがある人なら経験的に勘が働く程度のものです。 2009年2月24日のことでした。古典的ブルーブラックを作ってみた。 - 趣味と物欲 また、「インキと科學」の紹介記事で分かるのは、古典インクの主要成分である硫酸鉄 (塩化鉄)、タンニン酸、没食子酸、硫酸 (塩酸)の量や比率のみで、色素として何が使われているかは明示されていませ…