現実を見始めたテク企業、まだ市場で報われず ――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 米国のハイテク株はバブルがはじけてしまったのか、それとも一段と強固なバブルを形成する途中で上昇が一服しているに過ぎないのかという問いは、誰に尋ねるかで答えが変わる。だが、イノベーション(技術革新)絶対主義者の楽観ぶりは、日ごとに行き過ぎの様相を呈している。 ハイテク業界の多くの企業は現実を受け入れていることを示唆している。米メディア・インターネット複合企業IAC/インタラクティブコープのジョーイ・レビン最高経営責任者(CEO)は5月に株主に宛てた書簡で、戦争やインフレ、世界的なリスク再評価の動きが…