クアルコムのこれまで クアルコムは、デジタル通信技術の先駆者として、その名を世界中に知られるようになりました。1985年に設立されたこの企業は、当初から無線通信技術の革新を目指して活動を開始しました。クアルコムが市場に与えた最大の影響の一つは、CDMA(符号分割多元接続)技術の開発と商業化です。この技術は、携帯電話の通信品質とシステム容量を飛躍的に向上させ、世界中のモバイル通信の基盤を築きました。 スマートフォンの普及が進むにつれて、クアルコムは自社のチップセットであるSnapdragonを市場に投入。このチップセットは高い計算能力と低消費電力を実現し、多くのハイエンドスマートフォンに採用され…