ネット配信のニュースで「コロナとダブル流行なんて言われてたけど、「インフルエンザ患者」がほぼゼロになっていた」(現代ビジネス)という記事を読んだ。 この記事では、製薬会社や開業医が「患者激減で経営に困っている」という内容や、大げさに騒いだコメンテーターについての批判的内容が書かれているが、ここでは私が関心を持ったことを拾い出して考えてみたい。 1 インフルエンザの患者数 全国で171人(11月15日まで)。 昨年のインフルエンザの累計患者数は729万人、一昨年は1200万人。ここ5年間の平均患者数約1000万人と比較すると、今年は0・001%。 '19年の11月第1週は5084人で、今年は24…