第150話 チェンマイでの生活が始まる。 クーラーの効いている宿はやはり快適だ。 その事は寝台車でも感じていた。 バンコクでクーラーの無い部屋にいた僕は、夜は涼しく寝れる様になっていたとはいえ、日中に部屋でのんびりしたくても、暑くていられないという少し悲しい事実に直面していた。 ここはドミトリーとは言え、休憩で宿に帰ってきても、涼しい部屋で仮眠もできるし、ゴロゴロも出来る。 そういう意味では、クーラーは大切である。 僕は二度と、エアーコンディション無しの宿に泊まるのをやめようと決心した。 昨日は、なんだかんだで寝台列車の疲れからか、僕は早めに寝てしまっていた。 その為、早く起きたので、早速街を…