秋の夜長はウィスキーをロックで片手に、チビチビとやりながら好きな音楽を楽しむ。そこに薪ストーブでもありぱちりと火がはぜればより素晴らしい立役者だが、生憎自分の住む地は数日来の寒さも戻り、Tシャツ一枚でも過ごせる夕べとなった。薪ストーブなどのスローで贅沢なものもない。 まあそんなリラックスした風景は絵に描いたようで出来すぎだ。しかしふとしたきっかけで入手したCDがそれに近い空気感を自分に持ってきてくれた。 好きな曲は自分の思う一番の指揮者とオーケストラで聴きたい。そんなフィルタを掛けていると、まぁ外れはないが、期せずした「大当たり」にも遭遇しない。 秋の夕べに聞くブラームスは心に染みる。ずっしり…