国後島のクリル自然保護区は、2月から3月にかけて行った冬季の足跡調査で、1980年代初頭に島に移入されたヨーロッパミンクの足跡を確認した。絶滅危惧種に指定されているヨーロッパミンクは2014年に足跡が見つかってから、毎年確認されており、移入から40年以上たって島に根付いていることが確実になった。ヨーロッパミンクは、絶滅危惧種を保護する目的で1980年代に択捉島と国後島に移入された。択捉島では、1986 年から1989 年にかけて254匹がティハヤ川、ゴルバヤ川、スラブナヤ川、ソフィア川に放たれた。国後島では1981年、1984年、1985年に134匹(雄76、雌58)がチャティナ川、フィラトフ…