インドネシア初の国立公園の火山島 今回の世界遺産はインドネシアで初の国立公園というウジュンクロン国立公園。ジャワ島の沿岸にあるアナククラカタウ島は火山島である。直径1キロほどの島にはかつては標高330メートルの山がそびえていたが、それが2018年の噴火で飛び散って110メートルほどになった。3年経った今、島は溶岩や噴出物に覆われ、直径500メートルほどの火口からはまだ噴煙が上がっている。島には噴火で飛び散った巨大な岩が転がっている。インドネシアはオーストラリアプレートの縁に当たり、火山活動が活発な地域になる。この島もかつては緑に覆われていたが、今は火山灰の下に埋もれてしまっている。しかしその中…