1985年にカプコンよりリリースされたアーケードゲーム。
1985年12月21日、徳間書店によりファミリーコンピュータ版が発売された。
2人同時プレイ可能な縦スクロールシューティングであり、プレイヤーは昆虫軍団が建造している最終兵器“超浮遊要塞EXED EXES”を破壊する為に戦う。
ステージは全16ステージで多数の巨大ボスが登場。16ステージクリア後もループし、スコア1000万点に到達した時点で、エンディングとなる。
レバーを入れる方向に応じてショットの射程距離が変わるという、シューティングゲームには珍しいシステムであった。
自機をパワーアップさせるアイテムだけでなく、パワーダウンさせるアイテムもあった。
今で言うボムの採用や、ボスオンパレードステージ、敵キャラクターをフルーツに変えるボーナスアイテムなど、目新しい要素が多かった。ボムは敵弾のみを瞬時に消滅させるもので、使用回数の追加はエクステンド時に流れてくる星アイテムを回収することで行われるものだった。
また、のちにカプコン名物となる弥七も、「バルガス」に続いて敵キャラクターとして登場している。
アーケード版は高い評価を得たが、ファミコン版はハード的限界もあり、移植はかなり粗悪。しかし、無限コンティニュー・その場復活により2人プレイだと延々と出来る事と、画面のちらつきがあまりに酷い事、により名を残している。
移植版が発売される頃にはファミコンの連射機器が全盛の時代を迎えており、連射装置に対するアンチテーゼとして「連射装置を利用すると弾が撃てなくなる」というシステムが組み込まれた。しかし、機械を利用しなくても連射が速い場合には弾が切れてしまうため、不評であった。
特に連射が必要となるこのゲームにおいて、ゲーム内容を顧慮していないこのシステムは致命的な欠陥と言わざるを得ない。