Esquisse(仏、英) 美術用語。
作品の構想を固める時、多くのスケッチやクロッキーをもとにして、全体の構図、配列、配色などの研究を目的につくる試し描き。とくに大画面の制作を計画する時、作業の手順や表現効果を検討するためにつくる縮小版の作品を指すことがある。
クロッキー、デッサン、スケッチなどとほぼ同義に用いる。ただしエスキースは、最後に独立した作品に仕上げる意識のある場合に用いる。小さな鉛筆の走り描きなどは、全体の構図が描かれていても、単にスケッチ、デッサンと呼び、エスキースと呼ぶことは少ない。