ワインバーグは、「マンハッタン計画」に深く関わり、戦後「アトムズフォーピース」の名のもとに原子力潜水艦を開発し、軽水炉原発のさきがけをつくった人間である。1975年ころには「トリウム溶融塩炉」を開発した(2000年代には第四世代原発として開発がなされている)。二酸化炭素地球温暖化説にたつ、生粋の原発・核開発推進者である。 ワインバーグは1977年、アメリカにおける二酸化炭素温暖化の公的研究所であるエネルギー研究開発庁(ERDA)の「二酸化炭素の地球規模の影響に関する研究グループ」の議長に就任。 同年EDRAはエネルギー省(DOE)となり、ワインバーグの「研究グループ」は「二酸化炭素の影響に関す…