やっとのことで、母が死んだ 母の死は最近のことではなく、今から一年以上前のことになるのだが、母は結局、認知症になり、精神病院で親族にも、家族にも、友達にも看取られることなく、最期を迎えることとなった。 そもそも看取ってくれる友達なんてその場にいるはずもないではあろうが、いろんな人を巻き込んで苦しませた結果としては至極当然な最期ではあるな、と個人的に思う。 母が死ぬ前の経緯 母は認知症になる前に、僕たち家族が長年過ごした大阪ではなく、それなりに離れた兵庫県明石市で生活保護を受けていた。 エホバの証人としてかは不明だが、少しでも離れたところで生活することで「恥」をかきたくなかったのだろう。母はプラ…