ミスチルを知らない日本人は後期高齢者と一桁の年齢の子供を除けば10%に満たないであろうが、同年代同期であるL⇔Rの知名度はそれこそ30歳以下と60歳以上では皆無であろう。 ミスチルと似たようなポップバンドはたくさん存在したが、そのほとんどの才能は無残にも埋もれていった。 90年代のCDバブル期の中で一瞬煌めくも、悲惨な下降線を辿った悲劇のバンド「L⇔R(エルアール)」について、特に熱烈なファンであったわけではないものの結構好きだったライトファン層の立場から語ってみたいと思う。 L⇔R(エルアール)は何故売れなかったのか フロントマン黒沢健一が職人気質 スリーピースで陽キャなドラムが不在 サウン…