ハリウッドで活躍する名優らの中にも、ミッキー・ロークやクリスチャン・ベール等々、役作りのために整形手術を施す役者は少なくない。 日本でも三國連太郎が、映画「怪談」で老人役を演じるため、33歳にして歯を10本抜いたことはよく知られる話だ。 悪役としての仕事を得るため、美容整形で頬を膨らませ、それが功を奏してスターへの階段を駆け上ったのが、「エースのジョー」こと宍戸錠だった。 宍戸は1954年、日活の第1期ニューフェースとして芸能界デビュー。 しかし、当時は石原裕次郎、小林旭、赤木圭一郎など2枚目スターが目白押しの時代だ。 そこで宍戸が転身を図ったのが、悪役だった。 だが、顔が優男すぎて迫力がない…