2018年1月3日から1月13日にかけて、 E・J・エイトン, 渡辺正雄・原純夫・佐柳文男訳『ライプニッツの普遍計画』(工作舎, 1990)を読みながらとったメモ(ツイート)が残っていたのでまとめて公開する。昨年出版されたヒロ・ヒライ監修『ルネサンス・バロックのブックガイド 印刷革命から魔術・錬金術までの知のコスモス』(工作舎)に当該書のガイドを寄稿したさいに、勉強がてら書いたものである。良い機会なので、ライプニッツに関する他の伝記も紹介しておこうと思う。 伝記文献の紹介 エイトンの本は日本語で読めるライプニッツの伝記としては最も詳細なもの。原書は E. J. Aiton, LEIBNIZ—A…