4話の続き andfour.hatenablog.com 「香凜、あなたはあんな子に近づいてはダメよ」「どうして?」小学校から帰ってきた香凛は母親と話をしようと、いつもリビングに駆け込んでくる。学校で起こったことを聞いてほしい香凜は楽しそうになんでも報告する。母親はそんな香凛の話が聞くに堪えないほど退屈だという態度を隠さない。 「ママ、どうしたの?」と香凛に気にかけてほしいのだろう。一生懸命話す香凛に中途半端な相槌ばかり返してくる。子供である香凛よりもさらに子供じみた母親だった。 面白くないという表情をしながら、母親はなぜか香凜の同級生にケチをつけてくる。「団地の子だから。貧乏なのよ」 またあ…