2021年5月に発売された原田マハさんの「リボルバー」を読みました。 この表紙の「ひまわり」とリボルバーと聞いただけで、勘のいい人はゴッホの死に関係する話かなと気づくかもしれません。 そこまでは、いままでもいろんな本でも書かれていますが、耳切事件ばかりが頭に浮かぶゴーギャンとの関係について、深く掘り下げているところが本書の興味深いところでもあります。 とはいえ、ゴッホの死については、いろいろな節があり、今も闇の中です。 2007年10月にイル・ド・フランスのツアーの添乗で行ったときには、ラヴー亭のオーナーはすでに何人か変わっており、2階のゴッホの部屋は観光も見据えた形ですでに整備されていたころ…