カジュラホ

インド1 Nov.-Dec. 2005 カイロ→アブダビ空港→ニューデリー→カジュラホー→カルカッタ（現コルカタ） この旅はエジプトへ行くことまでは決めていたが、その先は成り行き任せとしていた。金が尽きれば帰ってくればよい。幸いもう少しだけ続けられそうなので、次の行先をエジプト滞在中考えていた。アフリカを南下するつもりはないからアジアかな…、そうだ、ミャンマーがある。この2年前の夏ブダペストの宿で1か月以上もだらだらと過ごした仲のイシイ君がミャンマーに前年行ったことを思い出しメールを送ってみた。すると彼はなんと引き続き旅行中で南米にいるという。ミャンマービザはカルカッタの領事館で簡単に取れるこ…

Vamana Temple

Devi Jagadambi Temple

Lakshmana Temple

実は祭りに行く前に、1人の男と出会った。 「You look like トーキョータワー！！」思わず笑ってしまった。 めちゃくちゃ陽気なおじさん。そのままおじさんのお店で食べたビリヤニはとんでもなく美味しかった。 日本で住んでたこともあるし、日本語もペラペラ。家族でレストランやホテルの経営を行っているかなりのお金持ち。 明日はカジュラホに行くと伝えると、自分はカジュラホ出身でカジュラホで家族がホステルを経営している、という。 雲行きが怪しい。 近くのホテルのロビーに連れていかれ、やはり、プランを提案してきた。 コルカタまでの電車、カジュラホでの滞在費とツアー、さらにこの人自らカジュラホに出向い…

2日目の朝 約束通り昨日の男と落ちあいチャイを1杯飲み野良のリキシャに乗り込む。 男は運転手にヒンドゥー語で何かを伝えると、リキシャは出発した。5分ほど揺られ目的地に着いた。パハールガンジーとは違って閑静なエリア。その一角がチケット窓口だという。男はショッピングをしに場を後にした。 中に入ると別の男が片言の日本語で歓迎してきた。奥のデスクに案内され、腰を掛けるとその男が対面に座り、「インドにはドレクライタイザイシマスカ」 もうこの時点でここがぼったくり旅行代理店であることは理解した。 それよりも信じた人に裏切られたことがショックだった。 日本人の家族がいるとか、岡山に住んでいるとか、それが嘘か…

「日本人？」 前を歩いていたインド人に声を掛けられた。「うん」と僕が返事をしたのは他のインド人たちとはどこか雰囲気が違ったからだ。落ち着いた感じでビジネスを持ちかけることもない、どこか連れて行こうとする感じもない。聞くと、奥さんが日本人で息子もいて、岡山に住んでいるらしい。休暇中で明後日には日本に戻るらしい。スマホのロック画面は小学生の子どもの写真で家族写真も見せてくれた。 なんと僕のホステルの真横のホテルに泊まっていると知ったときは二人で笑った。 ホテルの向かいでチャイを奢ってもらった。温かく、優しい味で涙がでそうになった。 次はどの町に行くのかと聞かれたので、決めていないというと、カジュラ…

■ 英語でベナレス、ヒンドゥー語ではバラナシという。首都デリーから南東に約８２キロ。ヒンドゥー教最大の聖地であり、インド各地から年間１００万人を超える巡礼者が訪れる。 街を流れるガンジス河畔は「大いなる火葬場」として知られ、１日に１００体近い遺体が金銀の艶やかな布にくるまれ、河岸に点在する火葬場へと運ばれる。遠藤周作は「深い河」の中で「ガンジス川は指の腐った手を差し出す物乞いの女も殺されたガンジー首相も同じように拒まず一人一人の灰を飲み込んで流れていきます」と書いている。 ■ 生も死も一緒に野ざらしにされるようなこの地を旅をしたことがあった。最初の旅は、１９歳の夏。ムンバイ（当時はボンベイとい…

Mukteshvara Temple

★7日目：1990年3月3日（土） 寒さのために震えているうちに朝が来る。 同じコンパートメントにいたおじさんが「どうぞ」とみかんをくれた。 種が多かったが美味しい。 列車はムガルサライ駅、カーシー駅と通過し ベナレスカント駅に着いた（約1時間遅れ）。 列車には放送が一切ないので、とにかく駅に降り立つ最後の最後まで 本当にこの駅であっているのかなぁと不安がいっぱい。 今回は、みかんをくれたおじさんが、次がベナレス駅だよと教えてくれた。 おせっかいやきのインド人に囲まれながら 次のムンバイ（ボンベイ）行の列車の予約をしに駅の外に出る。 観光地中の観光地とあって、リキシャ引きのおじさん等がわんさか…

これはインドに限った話では無いのだが、これまで色々な国に行ったが、そのどの国でもなぜだかこうなってしまうという私の恥ずかしい心のうちをさらけ出させてください。 海外で他の日本人に会った時のあの気まずさって、なんだろう。空港の待合室で、観光地で、すぐ近くから日本語が聞こえてきたら、まるで自分が日本人であることをバレたくないかのように口数が減る。向こうも明らかに私が日本人であることに気づいているのだろうが、目は合わさない。確認のためにチラッと見た時に丁度向こうもこっちを見ていて目が合ってしまうと、お互いサッと目を逸らす。 これって私個人の性格の問題だろうか？いや、たぶん違う。"日本人"という属性の…

今日はボパール市街から南へ下って、先史時代の壁画の残るビームベトカーに向かう。 朝早くホテルのフロントに降りると、例によって従業員が何人も毛布にくるまって床にゴロゴロ寝ている。この様子、なかなか慣れない。 ホテルにタクシーを呼んでもらうこともできたが、値段交渉も面倒なので、Uberでビームベトカー行きを手配する。が、すぐ近くまで来ていて、場所がわからないと電話がかかってきた。全く英語が通じないので、ホテルのフロントにかわってもらった。 Uberはスマホの地図連動で動いているはずなのに、場所がわからないってのはどういうことなんだろう。たしかにインドの露地はゴチャゴチャしていてわかりにくい所もある…

ランキング参加中インド ナーグプル(Nagpur)は、カジュラホと同じMadhya Pradesh(MP)州にある都市。この都市を訪れた理由はただ一つ、佐々井上人という方にお会いする為。佐々井上人の功績やこの方が如何に凄いかは、Wikipediaをサラッと読んだだけでも分かると思う。また、Youtubeにも彼の様々な動画が残っている。 佐々井秀嶺 - Wikipedia 恥ずかしながら、私は佐々井上人の存在を知らなかった。前回の旅行記として投稿したカジュラホを旅していた際、ホテルのベッドで何気なくXを開いて見ていると、とあるインド界隈の方が、「出張で訪れたナーグプルで佐々井上人にお会いできた、…