上段:カフェ・ムゼウム外観 / 下段左から:ロースハウス階段、ヴィラ・ミューラー(2点)、ヴィラ・カルマ(2点) 芸術家の言葉は額面通り受け取れないものが多いですね。アドルフ・ロースは20世紀初頭ウィーンで活躍した建築家、インテリアデザイナーです。タイトルの言葉は当時流行った " 金ぴかウィーン " へのアンチテーゼとして発したものでしょう。しかし現代の目で見ると、大理石や鏡、モザイクタイルなどの素材感を生かしたロースの " 装飾性 " はとても魅力的です。 リアルにロースのインテリアを味わったのは、大幅に改装されてしまったカフェ・ムゼウムだけですが、画像から想像してもケルントナー・バー(現ロ…