封切り二日目。 席数118の【シアター3】の入りは五割ほど。 『ティモシー・シャラメ』目当ての女性客が多いかと思いきや、半数以上が男性との構成はやや意外。 今回の「同族」は一風変わった特徴を持つ。ただ大括りでは「カンニバリズム」に分類して良いか。 ここでの「人喰」は〔東京喰種トーキョーグール〕の「喰種」のように人を食べねば自身が生きて行けぬわけではない。 普段の食事は常人と変わらず、ただ時として人を喰べる欲求に突き動かされ夢遊のように行為に至る。それは性衝動にも似ているのだろうか。 なので、そのサイクルにも決まったパターンは無い様子。数年喰べずにいても平気なのに、突然に短いスパンでの多喰を繰り…