原題は「REPULSION」(嫌悪、拒絶反応) 神経質で潔癖性女性が姉の不倫により精神を病んでいき 妄想に苦しみ人殺しまでしてしまうというもの この映画、どうしてもルイス・ブニュエルの「昼顔」(1967)と 比べてしまうと思うんですよね 「昼顔」のセブリーヌは少女時代の性的な虐待や反キリスト精神で 劣等感を植え付けられ不感性(性的機能障害)になってしまう そのため夫とまともな性生活が送れず、罪悪感を抱き サディスティックな妄想にしたるようになり (夫のため)不感症を克服しようと売春宿で働くようにります 一方、キャロルはどうして社会生活をうまく送れないのか 男性を受け入れることができないのかわか…