Roman Polanski
フランスの映画監督、舞台演出家、俳優。
ユダヤ人ということでナチス収容所に送られ、そこで両親を失うが、自身は生き延びることができ、その後ポーランドのウーチで映画を学び、在学中より短篇を監督し、内外で高い評価を得る。
『ローズマリーの赤ちゃん』で狂信者に目を付けられ、妻シャロン・テイトを突如カルト教団に殺害される。
その後、精神的に不安定となり、『チャイナタウン』撮影で知り合ったジャック・ニコルソンの邸宅で未成年の少女と性交したとの疑惑で裁判となるが、アメリカを脱出。その後は、イザベル・アジャーニ共演『テナント』、ナスターシャ・キンスキー主演『テス』、ウォルター・マッソー主演『パイレーツ』、ハリソン・フォード主演『フランティック』、ヒュー・グラント、クリスティン・スコット・トマス共演『赤い行路』、シガーニー・ウィーバー主演『死と処女』、ジョニー・デップ主演『ナインスゲート』などの英語作品を監督しているが、フランス資本やフランスなどヨーロッパで撮影をしている。
エイドリアン・ブロディ主演「戦場のピアニスト」で絶賛され、アカデミー賞監督賞を受賞するが、アメリカに入国出来ないため、授与式には参加しなかった。
同じく、自作『吸血鬼』をジム・スタインマンが作曲したミュージカル版《ダンス オブ ヴァンパイア》を自ら演出し、97年にウィーンで初演したが、アメリカ入国できないためブロードウェイは自ら演出できず、作品が改変されたため不本意な結果となるも、ヨーロッパでは大成功を続け、シュトゥットガルト、ハンブルクで長期公演され、2006年12月からはベルリンで公演を開始する。
演劇界でも俳優、演出家として活躍し、《アマデウス》パリ初演でモーツァルトを演じ、ファニー・アルダン主演《マスター・クラス》、オッフェンバックのオペラ《ホフマン物語》(パリ・オペラ座)なども演出。2006年春にはトニー賞演劇賞受賞したジョン・パトリック・シャンリー作《Doubt》の仏初演《Doute》を演出して高い評価を得た。
80年代『フランティック』でヒロインを演じたエマニュエル・セニェ Emmanuelle Seigner(セイナーは誤り)と再婚。
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