「風と共に去りぬ」は私の大好きな映画の一つだ。テレビで放映されれば必ず見たし、DVDも持っている。全編で3時間42分という長編だが、そのスケールの大きさとドラマティックなストーリーにいつも圧倒される。 言うまでもなく、ハリウッドの永遠の名作、永遠の古典である。マーガレット・ミッチェルが10年間かけて書き上げた小説を原作として、1939年(昭和14年)に米国で制作・公開された(日本公開は1952年(昭和27年))。なんと太平洋戦争直前の映画だ。この年は欧州で第二次世界大戦が勃発し、アジアでは満州でノモンハン事件が起きた年だ。 オープニングタイトルで流れるテーマ曲「タラのテーマ」。その後も繰り返し…