レタントンローヤル館(八重垣)にお出で頂き有難うございます。今日ご紹介する映画は「ケマダの戦い」(1970)です。 あの「アルジェの戦い」で名を上げたジロ・ポンテコルヴォ監督が名優マーロン・ブランドを起用して作り上げた映画です。ブランドの場合「戦艦バウンティ」から「ゴツドファーザー」までの期間、一般には低迷期だと言われていますが、どちらかと言えば彼らしくない作品が多く世間受けしなかったと言うのが正しいのではないでしょうか? この作品は、19世紀の英国植民地政策を描いた歴史物であり、戦争アクションと言っていいと思います。 映画は、カリブ海の架空の島、ポルトガル領ケマダ島に一人の英国人ウォーカー(…