12歳になった女の子が、同じ年頃の少女たちとクジを引いて相手を選び、姉妹の契りを結ぶ――。 そんな不思議な風習が、山形県のある海沿いの町に伝わっています。 成女儀礼の1つとして考えられている、この地域独特の習俗「ケヤキキョウダイ」。 成人に日に合わせて今週のお題が引き続き「大人になったなと感じるとき」ですが、彼女たちにとってこの儀式の経験は、きっと人生の大きな節目として、記憶に残るのではないでしょうか。 (稲わらで作ったクジを引く少女たち。2015年12月のケヤキキョウダイの様子。写真リンク元:庄内日報ニュース) 山形県の旧温海町(あつみまち)、現在の鶴岡市大岩川の浜中地区には、満12歳と13…