現在の最新刊であるようです。以前「浦沢直樹の漫勉」で紹介された巻ですね。 ネタバレします。 今回の鍵は「赤い橋」 ほう、ドイツの民話か民謡か、と思ったらどうやら浅川マキ「赤い橋」から着想を得たということらしい。(明言はされてないけどたぶん) そして今回気になるゲストはやはり「鳥刺し」ヤン君だろう。 ちょい役かと思ってたら重要人物だった。 さらに鶏冠石。「宝石並みに高価」と言う説明がなされるがこれも重要な鍵となる。赤の顔料となるのだがヒ素を含んでいる硫化鉱物なのだ。 ベルンベック家という貴族一族の終焉とそれに殉じた忠実な家令の物語だった。 最後に作者青池保子氏のこぼれ話が記してある。 自宅マンシ…