東京の図書館から、4回シリーズで取り上げております、府中市立図書館のライブラリである、フォーレの歌曲全集、第4回の最終回は第4集を取り上げます。 どうも、この全集は基本的に作品番号順だったようですが、枝番があるものは必ずしも並べないという感じです。そこがまた、フォーレの歌曲の特徴なのかもしれません。それはこの第4集まで聴いてこないと見えてこないように思います。フォーレの歌曲の変遷を見るだけでなく、19世紀末から20世紀初頭にかけてのフランス音楽とはどういうものだったのかという俯瞰は、単純に作品番号順ではわからないかもしれません。あえてシャッフルして詩人別にしてみたりすることで、文学と音楽との関…