小指を詰めるって爪を切るぐらいの痛さしかないんだってことを、この映画で初めて知った (評価 76点) 最初に見た時はズッコケたのに、後になって好きでたまらなくなる映画というのはあるもので、負け犬的には、そんな映画がまさにこれ。 1974年、まさにブルース・リーのドラゴンが世界を席巻していた時代。ワーナー映画が高倉健をポストブルース・リーとしてブチ上げ、スマッシュヒットを目論み、見事に大コケした作品。当時は確か日本ではお正月映画として公開されたはず、しかし、その時分、まだほんの子供だったが、とてもまともにヒットしたとはいえない散々な興行だったと記憶する。 実物を見たのは、公開からずっと後のテレビ…