ゲームプランが崩れたときに立て直すことの難しさ。それをまざまざと見せつけるような試合展開のサウジアラビア戦だった。序盤はサウジアラビアのハイプレスに苦しみ、なかなか前線にボールを運ぶことすらできなかったが、14分という意外なほど早い時間帯に日本が先制する。 この試合のもうひとつのポイントは、SAMURAI BLUEの勝負勘だ。ここぞという場面でのポジショニングでゴール前の枚数が一気に増える。先制ゴールのシーンは、堂安のクロスにゴール前で三苫と守田が絡み、最後は鎌田がフィニッシュ。これでサウジアラビアはゲームプランが狂い、バラバラになってしまった印象があった。 恐らくサウジアラビアは、前半はスコ…