この日は関東の電力がひっ迫するといわれていたから、中部電力の世界まで疎開した。 電気が足りない、そして子どもを大事にできない国は、滅んでいくに違いない。 だって発展のしようがないじゃんか。 病んだ豊橋駅西口を、病んだ俺が歩く。 世の中はいつかは滅ぶのだから、「滅ぶ滅ぶ」と言ってりゃ嘘つきにはならないよね。 適当に雨がぱらつく日のほうが、その街の生活感が伝わってくる。 しかしこの日は雨が降りすぎて、なかなかポケットからiPhoneを取り出す気になれなかった。 でも、まあいいや。 魅力のある豊橋は、魅力のある人が発信してくれればいい。 平然と社会人をできてしまうのは、精神に欠落がある証明。 感覚的…