白峯神宮は、孝明天皇の思いを受けて、明治天皇の厚い要望で造営された。 ここには崇徳上皇と淳仁天皇が祀られている。 天皇家でも不遇な目に遭った天皇を祀る神宮。 それもあってか、白峯神宮と神宮を名乗っている。 明治以降、天皇、皇室の祖先神や大和平定に功績のある特定の神を祭神とする神社の一部が、社号を「神社」から「神宮」に改めた。しかし、仁徳天皇を祀る難波神社や高津宮が神宮ではないように、全てにおいてそうではない。第二次世界大戦終戦までは、「神宮」の社号を名乗るためには勅許が必要であった。戦後は神社の国家管理は廃止されたため、「神宮」号を名乗る際に勅許は不要となった。しかし現在でもなお神社本庁傘下に…