参政権獲得のために果敢に闘った女性たちから学ぶべきこと 1918年はイギリスで女性に参政権が認められた年です。この参政権の獲得は、1860年代から粘り強く続けられた女性参政権獲得運動の成果です。映画『未来を花束にして』は、そんな参政権獲得運動が結実するきっかけを作った1912年を舞台に、婦人社会政治連合(WSPU)の活動に身を投じた活動家たちの葛藤・苦悩・成長を描いた物語です。監督はサラ・ガウロン、主人公のモード・ワッツを演じたキャリー・マリガンは、この映画での演技で第19回ハリウッド映画祭主演女優賞を受賞しています。 ■劣悪な労働環境と蔓延する差別 主人公モード・ワッツは24歳の洗濯婦で、同…