システムコントロール

設計編５ ケースの再選定を行います。 おさらい 選定したケースOS115-26-23SS前提で加工図を作成しましたが、内蔵させるスイッチング電源とフロントおよびリアパネル取り付け部品と干渉する事が判明し、ケースの再選定を行う事にしました。 図面上、スイッチング電源を上側（リア側）にずらしても、ロントパネル取り付けの電源スイッチとリアパネル取り付けのACインレットまたはヒューズホルダと干渉します。ケース内部はスカスカだと見栄えが良くないので、今回は小さめのケースで検討を進めた事があだとなりました。 ケース再選定 一番簡単な対処方法は、奥行き方向のみ長いケースの選定です。OS115-26-23SS…

設計編４ 前回の記事で紹介したケース選定結果を基に、加工図を作成します。 ボトムカバー加工図 検討済みの配置図を再掲載します。 右側がＤ級アンプ基板、センター下側がバランス入力段、センター上側がシステムコントロール基板、左側がスイッチング電源です。それでは具体的な配置を決めていきます。システムコントロール基板は、ソフト書き換え対応の考慮が必要です。具体的には、実装状態でUSBケーブルを接続する必要があります。 配置図の上側（リア側）にマイコンが配置されるように実装すれば右側からUSBコネクタを挿すことができます。 次にアンプ基板の配置を検討します。考慮した点は、バランス入力段出力とＤ級アンプ基…

YH Research株式会社（本社：東京都中央区）は、「グローバル車載用バッテリーマネージメントシステム コントロールユニットのトップ会社の市場シェアおよびランキング 2024」調査レポートを2024年12月12日に発行しました。本レポートでは、車載用バッテリーマネージメントシステム コントロールユニット市場の製品概要、分類、用途、主要企業、産業チェーン構造についての詳細な情報を提供しています。車載用バッテリーマネージメントシステム コントロールユニット市場の開発戦略と計画、製造プロセスおよびコスト構造についても分析しています。主要な生産地域および消費地域、主要メーカーの生産および消費動向と…

電源基板が動き出したので、次はフロントパネルやプリアンプ基板を中継するコネクタ基板の実装にとりかかる。 まずは電源コネクタを実装して、試しにフロントパネルをつないでみた。 電源基板の5.6Vでマイコンが正常に動いて、フロントパネルの電源スイッチで電源が入った。 このミニコンポは、システムコントロールケーブルを接続すると、CDプレーヤのリモコン受光部でシステム全体のリモコンを受けたり、CDの再生をはじめるとアンプの入力も自動的にCDに切り替わったり、というシステム動作ができる。 回路を解析したときに、5ピンあるコントロール端子のうち、1～3ピンはマイコンのポートに入ってて制御信号をシリアルで送受…

製作編６ 引き続きシステムコントロール基板のデバッグを続けます。 デバッグ続き 前回電源ランプ制御まで確認しました。次はリレー制御の確認を行います。まずはリレー制御回路を切り離した状態でポート出力を確認します。 上記のオシロスコープ画面は、ch1（黄）がLED制御ポート出力で、ch2（青）がリレー制御ポート出力です。電源オンして、５秒後にリレーがオンして、約４秒後に電源オフと同時にリレーがオフしています。基本動作は問題ありません。次は電源オフ検出タイミングを確認します。 ch1（黄）が24V電源でch2（青）がリレー制御出力です。24V電源が0.5V低下したタイミングでリレーがオフしています。…

製作編５ 前回製作したシステムコントロール基板搭載のマイコンソフトを作成し、動作確認を行います。 マイコンソフト システムコントロールマイコンのソフトは、昨年製作した終段スイッチング電源パワーアンプ用システムコントロールマイコンソフトをベースに作成します。その回路とソフトウェアの構造を参考に掲載します。 上記のシステムコントロールマイコンから今回の製作では使用しない下記の機能を削除します。 ・オフセット入力ポート・ファンdutyコントロール出力ポート ポート番号も下記のとおり変更しました。 ・電源ランプ制御 D13 → D12・リレー制御 D12 → D9 上記変更を回路図に反映しました。 マ…

製作編４ システムコントロール基板の実装を行います。 システムコントロール基板実装準備 まずは以前の記事で紹介したシステムコントロール基板の回路図を再掲載します。 主な機能はパワーオンミュートコントロールと電源ランプ点灯制御です。大物実装部品は、Arduino Nano、ミュート用リレー、DCDCコンバーターと端子台です。 Arduino Nanoは数年前に３枚セットで購入した互換品で、Arduino Unoの正規品１枚の値段と同等です。今回はその最後の１枚を使用します。いろんな意味で切り替えて良かったとおもいます。早速ユニバーサル基板に実装できるように組み立てます。 基板ポストは、垂直にハン…

市場規模 人工膵臓装置システム（APDS）の世界市場規模は、2023年には23億3,850万米ドルに達しました。今後、IMARC Groupは、2032年までに市場規模が58億200万米ドルに達し、2024年から2032年の年間平均成長率（CAGR）は10.3%になると予測しています。 APDSは、インスリンの分泌を調節することで血糖値を管理する、クローズドループまたは自動インスリン供給システムを指します。 持続グルコースモニター（CGM）、皮下インスリン注入ポンプ、モニターとポンプをリンクするコントローラーで構成されています。 リアルタイムのグルコース測定値の評価に基づいて、適切なインスリ…

設計編２ 前回に引き続き、Ｄ級パワーアンプのシステムコントロール回路を流用設計を行い、続いてバランス入力改造用回路を確定させます。 電源ランプ駆動回路 終段スイッチング電源パワーアンプの駆動回路を流用する為に確認します。 電源電圧を24V化する為に電流制限抵抗を追加しました。LEDの電流を約10mA前提として1kΩとしています。回路図は以下のとおりです。 マイコン回路 流用元のマイコン回路を確認します。 昨年アンプ製作当時はマイコン基板にArduino Unoを使っていました。まずはこれを最近の製作で使用しているArduino Nanoに変更します。 この変更により、スペースファクタが改善し、…

設計編１ Ｄ級アンプ基板を使ったHiFiオーディオ用途をめざしたアンプの設計を行います。 設計方針 アマゾン等で販売されている一般的なＤ級アンプは、本体から電源外だしにした小型アンプが主流です。その為、パワーオンミュート等の機能は多少性能を犠牲にしてもLSI内蔵の機能を使用し、スペースファクターとコストパフォーマンスを優先させています。 今回の製作の目的は、Ｄ級アンプがHiFi用途で使えるかの検証の為、スペースファクタとコストパフォーマンスよりも性能重視で設計を進めます。この内容を含めた設計方針を初めに整理します。 ・基板はPlumflex製（TPA3522搭載）を改造して使用・入力段を改造し…

市場概要 戦争の性質の変化、増加する違法活動、国際空港における無人航空機の目撃件数の増加、政府による投資と取り組み、スマートシティにおけるインフラの拡大、そしてアンチドローンシステムの開発の継続は、アンチドローン産業の世界的成長に寄与する主な要因の一部です。 ドローン対策市場におけるアル/ジェネラルアルの主なユースケースには、自律型検知・無力化システム、信号妨害技術、群知能、レーダー、センサーフュージョンなどがあります。 自律型検知・無力化システムは、セキュリティや防衛の用途において、人員による干渉を最小限に抑えながら不正なドローンを検知・対処する上で重要なツールであり、それにより運用速度が…

2024年9月30日に、QYResearchは「車載用バッテリーマネージメントシステム コントロールユニット―グローバル市場シェアとランキング、全体の売上と需要予測、2024～2030」の調査資料を発行しました。本報告書は、車載用バッテリーマネージメントシステム コントロールユニットの世界市場を分析し、主要企業の総売上高、収益、価格、市場シェア、ランキングなどを掲載しています。また、地域別、国別、製品タイプ別、用途別に市場を分析しています。2019年から2030年までの車載用バッテリーマネージメントシステム コントロールユニットの市場規模を販売量と売上高に基づいて推計と予測しています。企業が事…