マーダーボットシリーズの新刊「システム・クラッシュ」が出たので読む。2冊目の続きの物語だが、見事に筋を忘れており、冒頭に書かれた前までのあらすじをありがたく読ませてもらう。このシリーズの特色が物語の語り部である警備ユニットが心の中で頻発させるツッコミにある。事細かにツッコミを入れる。状況に対して、人間の行動や判断に対して、自分が図らずもしてしまった反応に対して、ツッコミまくるのだ。このツッコミを味わうことに気を取られて、派手なストーリーも頭を素通りしていく。瞬間瞬間面白いと感じつつ全体を把握できてないという。 そのモノローグがどんな感じかというと、上記リンクからシリーズ初作をかなりの分量読める…