シュツットガルト・バレエ団の2024年来日公演、前回の『オネーギン』に続いて今回は『椿姫』を観に行きました。とても素晴らしい舞台で、ぽん太は心底から感動しました! クランコ振付の『オネーギン』が古典を踏襲した美しさなら、ノイマイヤーの『椿姫』は斬新でドラマチック。細部に至るまでアイディアが散りばめられた、洗練された舞台でした。 悲劇的な結末の幕が降りたあと、少し間をおいて観客席から拍手が湧き起こりました。舞台では、物語の中では再会を果たせなかったバデネスとフォーゲルが、役に入ったままの表情で現れ、抱き合う姿に拍手喝采。次第に「ブラボー!」の声が上がり、最後は興奮冷めやらぬスタンディングオべーシ…