夏にウッカリしてしまうこと。 そのひとつは、間違いなくタイトル通りのことでしょう。 田舎住まいの人なら、一度は経験したことがあるのでは? わたしがパーティーピーポー夏生をウッカリ助手席に乗せてしまったのは、まだ7月のことでした。 8月ほどの暑さはなく、それでも外で日に当たるとアイスが食べたくなる。 そんなある日のこと。 訪れていた実家から自宅に帰ろうと車に乗り込むと、母から夏生を乗せていくように促された。 正直、夏生のことがあまり好きではないわたしは難色を示しかけたが、高齢者2人住まいの家にパーティーピーポーを置いていくのも…と思い、引き受けることに。 ごきげんで助手席に乗り込んだ夏生を連れ、…