折り畳み自転車ブロンプトンのリアサスペンションブロックをサードパーティのジェニーサスに換装して、乗り味を変えてみた話。結論としては、かなり走りやすく、もっと乗りたいと思える自転車になった。
ブロンプトンを8年間乗ってきた感想と、ここ1年ほどでカスタマイズしてきた内容を総集編的にまとめてみる。所有感や美観よりも実用重視でカスタマイズしたので、走れる使えるブロンプトンを手に入れたい人は参考になるかと思う。
なぜ自転車が倒れないで走るかというとキャスター角があるからだが、オフセットやらトレール量やらホイールベースやらとの関係がいまいち整理できていなかったので、改めて考えてみた。さらに、前後荷重配分をロードバイクと比較して、ブロンプトンの旋回特性を検討した。
エラストマーを3Dプリンタで削って成形したパッドをつけたサドルが流行っていて、それを使うと長く乗っても尻の痛みが少ないそうな。私も尻の痛みには悩まされているので、廉価版のものを購入して使ってみた。結論としては、全く期待外れで、少なくとも私には合わないものだった。
ブロンプトンの純正クランクは170mmなのだが、それを社外品の165mmのショートクランク(Sugino RD2)に変えた。結果としては、乗り味は確かに変わったが、速くもならなかったし、楽にもならなかった。しかし、ショートクランクの適否を判断するには数日の使用では尚早だ。しばらく使って経過観察する。
ブロンプトンのタイヤを換装し、前輪をShewalbe Marathon、後輪をShewalbe Kojakにしてみた。Marathonの耐久性は圧倒的だが、走行性能に関しては最善とは言えない。後輪をKojakにするだけでも乗り味が若干だが軽くなる一方、Kojakの耐久性はMarathonの4分の1くらいなので、コスパを考えると微妙かなというところだ。結局のところ、間をとってMarathon Racer最強説に至るのだが、コスパの良いワイヤービード版はなかなか手に入らないのが難点だ。