封切り二日目。 席数257の【SCREEN9】の入りは九割ほど。 さすが、「本年度アカデミー賞最多ノミネート」との惹句は集客への寄与度は絶大だなと思う。 これはシンクロニシティとでも言えば良いのか。直近公開された数作で、個人の映画体験を紐解いた作品のなんと多いこと。 『スピルバーグ』の〔フェイブルマンズ〕は、自身が映画製作にのめり込むことになった経緯そのものだし、『デイミアン・チャゼル』の〔バビロン〕も「古きハリウッド」へのオマージュが溢れ、最後には自分が影響を受けた作品がばらばらばらとマシンガンの様に速射される。 その傾向は本作とて例外ではなく、〔スター・ウォーズ〕〔インディ・ジョーンズ」〕…