これまでのあらすじ 対面 対面2 エーテルとは エーテルの鎮痛作用 これまでのあらすじ 笑気麻酔を世に広めようとした 歯科医ウェルズ――― 彼の元に一通の手紙が届いた。 その手紙の差出人は 弟子のモートンで、 自分こそが 麻酔の開発者である旨が書かれていた。 モートンは師匠を出し抜き、 麻酔の開発者として世間に認められようとしていた。 対面 1845年7月にモートンは 義歯製作のアドバイスを受けるために、 ウェルズを訪問した。 二人の話はやがて 笑気ガスによる麻酔の話になった。 その後、モートンは ある富豪の女性の歯を 治療することになった。 だが、その女性は手術の痛みを恐れて 治療を渋ってい…