Joel Silver
プロデューサー、監督、俳優
アクションやホラーなどの娯楽映画をほぼ専門にしている、ハリウッドの大物プロデューサー。
大学卒業後に大物プロデューサー、ローレンス・ゴードンの会社に入社し、映画界でのキャリアをスタート。同社の製作部門責任者にまで上り詰める。ゴードンの下では『ウォリアーズ』、『48時間』、『ストリート・オブ・ファイヤー』などのウォルター・ヒル作品などを製作。また、1985年に独立し、シルヴァー・ピクチャーズを設立。『コマンドー』や『リーサル・ウェポン』シリーズなどアクションものでヒットを連発する。『暗殺者』の脚本で才能を見出した、ウォシャウスキー兄弟の『マトリックス』シリーズも製作している。また、ロバート・ゼメキスとホラー専門レーベル、ダーク・キャッスル・プロを設立し、『ゴーストシップ』や『蝋人形の館』などを製作している。
癇癪持ちで大声でどなり散らし、爆発ばかりの映画を大量に作っているとして、ハリウッドでの生きる名物。友人のリチャード・ドナーは、シルヴァーをモチーフにしたピンボール台を特注し、誕生日プレゼントに送った(シルヴァーの怒鳴り散らす声をこっそり録音し、その音声も使われている)。タランティーノの『トゥルー・ロマンス』にも、彼を茶化したプロデューサーが登場していた。