大会社社長として豪邸に住み裕福な生活を送りながら、33人以上の青少年を性的虐待、拷問の末殺害した連続殺人犯。1994年、薬物注射によって死刑に処せられた。
1942年に生まれる。10代後半、アルコール中毒で暴力的な父親に虐待されていた。
1974年、建設会社を創設。ボランティアや地域活動にも精を出した。周囲からは雄弁で有能だと思われていた。
しかしその裏で、彼は少年に「仕事をやる」「セックスの相手をすれば金をやる」などと言って自宅に誘い込み、手錠をかけて拘束し、性的虐待、拷問し最後は絞殺した。彼は遺体を自宅の床下に隠し、場所がなくなるとテラスのコンクリートに埋めたり、川に投げ捨てたりした。見つかった遺体は33体以上に及び、川に投げ捨てた分も数えればかなりの数になると思われた。
1978年、少年を性的に虐待した前科があり、隣人が悲鳴を聞いたことから、捜索令状をもって警察が彼の家を捜索し、彼は30人の殺害を自供した。
1980年、裁判が始まった。結果は死刑だった。
1994年、薬物注射によって処刑された。
FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記 (ハヤカワ文庫NF)